とりあえずブログ

ゴトウヒデキの活動記録や活動していない記録、それから考えたことをつらつらと書きます。

事実に基づいた仮説に基づいた仮説 = もはや根拠のない空想

書く程でもないことだけれど、書こうと思う。大切な学んだことだから。

今日は卒制を進めていた。そろそろ夏休みに入ってしまうから、その前に後期の予定を立てなければならない。

僕の卒制は議員さんにインタビューしたときから進んでいなかった(インタビューからも良いものを得られなかったし)。そんなんだったから、まずい!と感じここ数日、本を読んだり、自分は実体験から何を感じ取ったのかを振り返ったり、最終的にどうしたいのかを考え込んでいた。

僕が考えたものはこうだった。

僕は実体験として選挙の際、政治家に興味もなく、深くは調べずスマホでさっと見てから投票していた。また、読んだ本では統計に基づいた”若者の投票率の低さ”から”若者の政治離れ”が叫ばれていた。

 

そこからできた仮説はこうだ。

《若者と政治の間には”若者の政治離れ”が叫ばれるほどのなんらかの距離、隔たりがある。それは若者と政治のスキマとでも呼べるようなものだろう。》

次に僕は若者と政治のスキマは、社会課題を若者が自分自身で考え行動することで埋まるものだと考えた。そして、若者が社会課題に出会い、行動し、それに対して意見を持つまでをストーリーにし描き出した。簡易的なストーリーボードだ。

ただ、この時点で卒制はおかしな方向に進んでいた。

 

ここで僕は、事実を元に立てた《若者と政治のスキマ》の仮説に基づき、《社会課題を若者が自分自身で考え行動することで埋まるもの》という仮説を立てていた。

仮説に基づいて仮説を立てた形だ。名探偵コナンでいう「そ、そんなの探偵さんの推測でしかないじゃないかっ!デタラメだ!!」というやつだ。

そう、初めの仮説を検証もせずに先に進めていたから、デタラメになってしまったのだ。もし《社会課題を若者が自分自身で考え行動することで埋まるもの》という仮説は、そもそも前提の《若者と政治のスキマ》は何かがわかってないのでまずそこから間違えている可能性がある。

 

ただ、早く卒制の見通しを立てないとという焦りがあった。それにより自分が立てた仮説を「それは事実」と思いこむことで少しでも先に進もうとしていた、事実焦っていた。それが今回の原因だろう。

事実と仮説について明確に認識を分けておくべきで、少し進んだら振り返り整理するということが必要になってくる、そういえば近畿大学経営学部の方達がそれをやっていたことを思い出した。

何かを探求するとき、どんどん進めようとアクセルがかかることがある、おそらく今までもこのパターンはよく起こっていたのだろう。とても考えが進んだと思った次の日の朝、そのメモを見ると「なんだこの根拠もないよくわかないものは」と捨てていたことがそういえばよくあった。

 

なんだかこれは自分の「クセ」のようだということが思い出とともに分かってきた。今回、先生に気づかせてもらったが良かった。社会に出る前で。ここがロジカルでない要因の一つだろう。

 

 

 

*今回の名言*

「そ、そんなの探偵さんの推測でしかないじゃないかっ!デタラメだ!!」