とりあえずブログ

ゴトウヒデキの活動記録や活動していない記録、それから考えたことをつらつらと書きます。

僕の乱暴で強引な論理

昨夜、僕は自室で一人、外の雨音に囲まれながらノートPCでブログを書いていた。

昨日は、ほぼ日の糸井重里さんと脳科学者の池谷裕二さんの対談をまとめた「海馬」という本を読んでいた。その本で糸井さんが言っていた

《難しい言葉でまとめなければいけないのなら、それはほんとうに思っていることではないのかもしれない》

《論理として組み立てるとき、乱暴や無理や強引を入れ込んでしまう。》

この2つの言葉、これに僕はハッとさせられた。これは糸井さんが机上で考えたものではなく体感したものだそうだ。僕はこれを聞いた時、自分のことだと思った。

僕は論理が苦手で、論理的に話せる人に憧れがある。だからだろう。自分のブログにものを書く時「本からそのまま抜き出した」ようなことを書いている気がする。自分が分からないと思う穴を専門用語や本の言葉で埋め、わかった気にしているのだ。まるで、自分が論理的に話せる人になった気分になる。それはもちろん、人に話す時も同じである。

そういうものを書いているときは、気持ちがふわふわして地に足がついてない感じがしていた。薄々気づいていたのだ。ただ糸井さんの言葉は、そんな自分に強引に目を向けさせてくれた。

 

このことを知ってしまったからには、最近書いたブログの言葉を本当の言葉で書き直すほかない。そうして僕は昨夜、ノートPCを立ち上げた。

そうしてそこに書いたのは「UX」でも「サービスデザイン」でも「ユーザビリティ」のことでもない。『ものをつくる』ときに大切なことは何か、僕が思うことを書いた。

 

よかった。