とりあえずブログ

ゴトウヒデキの活動記録や活動していない記録、それから考えたことをつらつらと書きます。

ものをつくること

ものを創るとき大切なのは、ものを使う人のことを考えることだと思う。

ものは使うためにあるから。

そう考えると、ものを使う人のことを深く考えようとしてるUXとかサービスデザインとかの考えはとても納得できる。

 

UXデザインが大切にしてること

UXデザインが見てるのは、製品やサービス自体ではない。人を見ている。

友達の誕生日が近くに迫っているとき、あなたなら初めになんて考えるだろうか。

「今年は何を買おうかな」だろうか、いや「何をしたら喜んでくれるだろうか」ではないだろうか。

UXデザインも同じ考え方だ。「何を作ろうかな」ではなく「何をしたら喜んでくれるかな」と考える。

つまりお客さんを喜ばせるには、もしかしたら物ではなくappかもしれないし、歌かもしれない。そのお客さんが喜ぶものによって、UXデザイナーがデザインする対象は変わる。グラフィックデザイナーやプロダクトデザイナーのように、デザインする対象は決まっていない。

 

UX?体験?何でそれをデザインするの?

UXデザイン、その一番の特徴は体験をデザインすることだ。

なぜ「体験」をデザインするのか。

私たちが製品やサービスを評価するとき、どうやって評価しているだろうか。

 

例えば、Yさんはa4の紙を「友達とやる七夕パーティーの短冊用に切りたいな」と思ったとする。近くにカッターがあったのでそれを使うことにした。しかし、カッターマットも必要なので準備した。そうして短冊を作り終わり、片付けになった。カッターマットは滑りにくくなっているので、残った紙くずをかたずけるのが少し手間だった。そしてカッターとカッターマットを片付けた。

Yさんは短冊を作るだけなのに思ってたより時間かかったなと感じる。

次回からはすぐに終わるであろうハサミを使うだろう。

 

これを見る限りカッター自体は何も悪いことはしてない。ちゃんと紙を切ってくれた。だが実際、使う人は「カッターがちゃんと紙を切ってくれたか」だけでは評価してくれない。カッターを使おうと思ってから使い終わるまでのすべてを総合して評価する。(もっと長いこともある)

つまりカッターを良くするだけでは、使う人は喜んでくれない。

 

使おうと思ってから使い終わるまでのすべて、それは言わば「体験」とでも言えるほどの広いものとなった。

 

だから、UX(=製品やサービスを使う人の体験)をデザインする必要があるのだ。

僕が学んでるのは、この2つを実現する方法。そして、その2つを追求すること。

 

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今までで一番分かりやすいかは知らないけど、やわらかい説明ができた気がする。

 

《難しい言葉でまとめなければいけないのなら、それはほんとうに思っていることではないのかもしれない》

《論理として組み立てるとき、乱暴や無理や強引を入れ込んでしまう。》

大切な言葉だ。大切にしよう。