とりあえずブログ

ゴトウヒデキの活動記録や活動していない記録、それから考えたことをつらつらと書きます。

デザインとは、

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今まで、「デザイン」ってなんだろうと、何度も考えてきた。なにか特別カッコイイもので、他の職業とは隔絶した、神聖なものに違えないと。

でもそれは間違いだった。

 

HCDという考え方

デザインの考え方の1つに、いや、考え方の一つにHuman Centered Design(人間中心設計)というものがある。

デザインはなんだとかは置いておいて、この考え方は間違っていないと私は思う。これは、サービスを使う人が使いやすい、心地よいと思うのが第一であり、作り手が作りたいものを作って、無理やり人に使わせるのは間違っているという考えである。

それを実現させるため、「ペルソナ」を作るというプロセスを踏む。これは今のインタビューやリサーチの方法でなく、ビックデータに代わるようになったとしても、変わらないと思う。やはり、HCDは考えの根幹にあるべき考え方だろう。

また、デザイナーの考え方や仕事の仕方を載せた動画や本を見ても(この概念を知ってるか知らないが)同じことを考えているのだ。人の立場になって考えたり、本当に人が喜ぶか、と。

少しのひらめき

結局、デザインの役割は人の役に立つ提案をすること。営業でも事務だろうと、何の仕事でも同じことだと思った。別に、そんなにカッコイイ、神聖視するもんではなかった。ただ、「デザイナー」と呼ばれる人たちは、提案にいつも「ひらめき」があるのだと思う。そこが違い。「ひらめき」とは、使う人・作る人どちらもの想像を良い意味で裏切るような、「オドロキ」のことである。それはグラフィックかもしれないし、サービスの仕組みかもしれない…。おそらく、それがあるからデザイナーはカッコよく、魔法使いのようなのだろう。

そのためにデザイナーはひらめくための術をたくさん知っていて、使いこなすことができる。間違っていけないのは、発想法とは魔法ではなく、ただのひらめくための「きっかけ」だったのだ(気づいてしまった…)。そんな、ひらめきの「きっかけ」づくりの術より、ひらめく「体質」であり続ける術の方が重要なのだ。

(参考文献:
高橋宣行の発想フロー 著 / 高橋宣行
IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ  著 / アンドリー・セドニエフ
目のつけどころ 著 / 山田真哉
4分割ですべてがうまくいくマトリックス図解思考 著 / 水野俊哉
最高の答えがひらめく、12の思考ツール 著 / イアン・アトキンソン
クリエイティブの授業 著 / オースティン・クレオ
センスは知識から始まる 著 / 水野学
ウラからのぞけばオモテが見える 著 / 佐藤オオキ
佐藤オオキのスピード仕事術 著 / 佐藤オオキ
佐藤オオキのボツ本 著 / 佐藤オオキ
問題解決ラボ 著 / 佐藤オオキ )

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 今回、今まで集めてきたデザインの発想法の本や、デザイナーの仕事術の本、などデザイン関連の本を一気に再読した。それらを整理した結果、こんな結論に達した。とてもすっきりした。あっているか知らないが、自分の中で納得のいく答えにやっと巡り合えた。デザインは何ら特別ではなかったのだ。